
「政治空白」を巡る主な発言
自民党総裁選は国会議員に加え、全国の党員・党友が投票する形式に決まった。投開票は10月4日で、次期首相選出までこれから1カ月以上かかる見込みだ。自民は四役全員が辞意を示すなど機能不全状態で、2万円の現金給付をはじめ野党との政策協議は新体制が発足するまで動きそうにない。政治空白の長期化に懸念が高まり、野党は「自民のコップの中の政争で、国民との約束が実行できない」と批判する。
▽内向きの論理
「全国の党員の声を直接反映する総裁選を通じ、新たな総裁を選出することが最も望ましい」。9日の自民総務会。森山裕幹事長が「党員参加型」の総裁選を提案すると、異論なく了承された。続く総裁選挙管理委員会で、22日...
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