立憲民主党の両院議員総会後の記者対応に臨んだ野田代表(右)と安住幹事長=11日午後、東京・永田町の党本部
 立憲民主党の両院議員総会後の記者対応に臨んだ野田代表(右)と安住幹事長=11日午後、東京・永田町の党本部
 立憲民主党の両院議員総会を終え、撮影に応じる野田代表(手前右から2人目)と安住幹事長(同3人目)ら=11日午後、東京・永田町の党本部
 立憲民主党の両院議員総会で発言する野田代表=11日午後、東京・永田町の党本部
 立憲民主党の野田代表による新執行部人事の狙い

 立憲民主党の野田佳彦代表は新執行部人事で、安住淳衆院予算委員長を党運営の要となる幹事長に据えた。少数与党下の政局流動化を見越し、「国対族」として与野党にパイプを持つ交渉力を重視した。自民党総裁選に注目が集まり、日本維新の会や国民民主党を連携相手に挙げる「ポスト石破」候補もいる。埋没が懸念される中、野党第1党の存在感を示せるかどうかが課題だ。

 ▽陰の代表

 「私の顔は替えようがないからどうしようもない。政権を担当した教訓を生かす意味で、一定の経験者が担う」。野田氏は11日、代表と幹事長のツートップが民主党政権の「古い顔」だと記者団に問われて反論した。

 立民は7月の参院選で改選22議席から横ばいに...

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