【ノーベル賞展望】平和賞、注目はガザ関連

　ノーベル賞６部門の受賞者が６日から発表される。日本勢は自然科学系３賞を取れば４年ぶり。文学賞でも複数の名前が挙がり受賞に期待がかかる。平和賞は戦闘が２年続くパレスチナ自治区ガザやスーダン内戦、人権や民主主義に関連した団体、個人に注目が集まる。

　▽自然科学系３賞

　皮切りとなる６日の生理学・医学賞は肥満や糖尿病の治療薬「ＧＬＰ１受容体作動薬」に関する研究が有力。「小胞体ストレス応答」の仕組みを解明した森和俊京都大特別教授、睡眠をつかさどる脳のホルモン「オレキシン」を発見した柳沢正史筑波大教授らが候補だ。

　７日の物理学賞ではブラックホールを撮影して存在を実証した国際チームの成果が名高い。日本人では...