スズキとBASF、次世代四脚モビリティMOQBA2におけるサステナビリティに貢献する素材の活用を探求


樹脂の軽量化・リサイクル性・塗装レスを想定したBASFの素材で設計


スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市)とBASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、スズキのMOQBA2(Modular Quad-based Architecture)次世代四脚モビリティに向けた措定素材の活用を、ともに探求しています。MOQBA2は、段差や階段で四脚を使って昇降が可能なモビリティです。本取り組みの一環として、ジャパンモビリティショー2025では、熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミド(PA)などのエンジニアリングプラスチックを含む、さまざまなサステナブルかつ高性能な素材ソリューションを、MOQBA2の多様な用途に向けて提案します。

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スズキとBASF、次世代四脚モビリティMOQBA2におけるサステナビリティに貢献する素材の活用を探求

「MOQBA2次世代四脚モビリティにおけるスズキとの協業は、パートナーシップが次世代モビリティへの移行加速を可能にすることの証と考えています。素材イノベーションは性能だけでなく、デザインやユーザー体験の新たな可能性を切り拓きます」と、BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域のシニア・バイスプレジデントであるアンディ・ポスルスウェイトは述べています。「スズキのデザインチームと密に連携することで、先進素材がユーザーの安全性や快適性を高めるだけでなく、都市化や高齢化といったトレンドを踏まえ、パーソナルモビリティの未来像を再定義する一助となることを目指しています。」

MOQBA2におけるさまざまな用途で活用が期待されるサステナブルかつ高性能な素材ソリューションには、以下が含まれます。


●BASFの熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU) 


優れた機械的特性(耐久性、耐加水分解性)と高い設計自由度を有し、合成皮革、シートクッション、ハンドル、ハンドル部品、配線カバー、リング、足首カバーなどに適用可能です。TPUは熱可塑性素材のため、使用後のリサイクルプロセスにおいて高い資源循環性を実現します。


●BASFのポリアミド(PA) 


パネルやカバーなどの外観品質重視の部位に適しており、電気絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性・耐UV性などの優れた材料特性を持ちます。外装部品にも塗装レスで適用することで、高い耐傷性と高光沢表面を実現できます。

「バイク仕様」「荷物配送仕様」「椅子仕様」「担架仕様」の4つの仕様が提案されており、ジャパンモビリティショー2025ではバイク仕様のモデルがスズキのブースに、荷物配送仕様と椅子仕様のモデルがキッザニアゾーンに展示されます。


■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html
をご覧ください。

■BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、持続可能性と競争力を両立させながら、プラスチック業界の変革をリードしています。BASF製品の幅広い材料技術と製品ポートフォリオ、そして業界への深い理解により、お客様にとって理想的なワンストップ・ソリューションを提供します。材料分野の専任チームと強力な研究開発力を活かし、世界中のお客様に最先端の技術と専門知識を提供しています。グローバルなネットワークを活かし、イノベーションを推進するとともに、地域ごとのニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、競争力を高めています。私たちは、自動車、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設などの分野において、性能と効率の向上に貢献し続けています。2024年、パフォーマンスマテリアルズ部門は世界売上高68億ユーロを達成しました。

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本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL: 03-6427-1627
basf@kartz.co.jp