自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件自民党の一部派閥で、議員側がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分を政治資金収支報告書に正確に記載していなかったとされる政治資金規正法違反事件。東京地検特捜部は1月、安倍派から多額の還流を受けた国会議員3人ら計10人を立件した。岸田派、二階派の元会計責任者らも含まれる。事件を受け、自民は政治刷新本部を設置し、改革に向けた中間報告をまとめた。安倍、岸田、二階、森山の各派が解散方針を決定した。を受け、野党は実態解明に向けて政治倫理審査会の開催を求めています。

Q 政倫審はどのような機関なのですか。

A 新潟県出身の田中角栄元首相新潟県出身の元政治家。新潟県人ではただ1人の内閣総理大臣経験者。1918年に現在の柏崎市に生まれ、1993年死去。土建業経営などを経て、政界入り。衆議院議員を16期43年務め、郵政大臣、大蔵大臣などを歴任。72年6月に「列島改造論」を出版、翌7月から74年12月までの2年5カ月間、総理大臣を務める。在任中は日中国交正常化などを実現する。金脈問題が取りざたされ、後に辞任。5億円の受託収賄罪などに問われた「ロッキード事件」で起訴される。田中氏は死去により公訴棄却。1989年政界引退。が関わったロッキード事件を契機とし、1985年に衆議院と参議院の両院に設置されました。法令違反などの疑惑を持たれた議員に政治的、道義的責任があるかどうかを審査する機関です。

Q 開催するための手続きは。

A 本人の申し出か、委員の3分の1以上の...

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