ロシアや中国経済の現状など研究成果を市民向けに解説した公開セミナー=新潟市中央区礎町通3
ロシアや中国経済の現状など研究成果を市民向けに解説した公開セミナー=新潟市中央区礎町通3

 中国、ロシア、北朝鮮など北東アジア地域の経済、社会情勢などを研究する新潟県立大北東アジア研究所(新潟市東区)の教授らが研究成果を解説する公開セミナーが、新潟市中央区のクロスパルにいがたで開かれた。ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与える影響などについて分析し、市民が熱心に聞き入った。

 新潟県立大北東アジア研究所は、新潟県などが出資し設立した環日本海経済研究所(エリナ)を引き継ぐ形で2023年に設立された。5月8日に開かれたセミナーには、約20人が参加した。

 新井洋史教授はウクライナ侵攻後のロシア経済について「西側の経済制裁はあるが、労働力不足による賃金上昇で内需は衰えず、堅調だ」と分析。北朝...

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