福祉施設に作品を展示する事業を展開する小玉健心さん(中央)、佐川和暉さん(右)と、絵を描いた長岡造形大生=長岡市表町2のナーシングホームメッツ大手
福祉施設に作品を展示する事業を展開する小玉健心さん(中央)、佐川和暉さん(右)と、絵を描いた長岡造形大生=長岡市表町2のナーシングホームメッツ大手

 新潟県長岡市内の高齢者施設を長岡造形大生のアートで彩るサブスクリプション(定額課金)サービスを、卒業生らでつくる「atelier N.nor(アトリエ・エヌノア)」が2024年春から展開している。施設への作品貸し出しや月1回のアートイベントを行い、市内の施設では入居者と若い作家が交流を楽しんでいる。グループは近く法人化する予定だ。

 グループは造形大を2024年春に卒業した小玉健心さん(24)が代表を、修士2年の佐川和暉さん(23)が副代表を務める。現役の学生10人ほどが、アーティストとして参加する。

 きっかけは、2023年10月に長岡市が実施した産学連携プログラムだ。小玉さんらは、街に若手作...

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