収穫の最盛期に入ったアスパラガス。連日早朝から鎌で刈り取っている=5月30日、十日町市馬場
収穫の最盛期に入ったアスパラガス。連日早朝から鎌で刈り取っている=5月30日、十日町市馬場

 新潟県十日町市で露地栽培のアスパラガスが収穫の最盛期を迎えている。早朝、天に向かってにょっきり伸びるみずみずしい一本一本を、生産者が丁寧に鎌で刈り取っている。

 十日町市馬場の農業法人あてまは、前身を含めると20年前からアスパラ栽培に取り組んでいる。現在は4カ所合計約300アールの畑で、年間約8トンを出荷している。

 顧客は主に首都圏や新潟市のホテルやレストラン。あてま高原リゾートベルナティオに納めたアスパラのおいしさが、口コミで広がったという。富井久雄社長は「甘みが濃くてみずみずしく、お客さんからの引き合いが強い。注文が殺到してお断りすることもあるほど」と、生産の拡大も見据える。

 気温が高くな...

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