尾瀬魚沼ルートの今季第1便の船を見送る地元関係者=6月1日、魚沼市湯之谷芋川
尾瀬魚沼ルートの今季第1便の船を見送る地元関係者=6月1日、魚沼市湯之谷芋川
尾瀬口に向かい、奥只見湖を進む遊覧船=6月1日、魚沼市

 尾瀬国立公園に新潟県魚沼市から船とバスを乗り継いで向かう「尾瀬魚沼ルート」が6月1日、開通した。乗船場がある奥只見湖で安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中の無事故を祈った。

 尾瀬国立公園は新潟県と福島、栃木、群馬の4県にまたがる。魚沼市は新潟県の玄関口で、奥只見湖を船で渡り、バスで沼山峠=福島県檜枝岐村(ひのえまたむら)=へ行く。そこから尾瀬沼まで徒歩1時間ほどで着く。

 魚沼市観光協会によると、2023年度の尾瀬の入山者数は16万3499人(前年度比6%増)で、うち魚沼から船・バス利用は6965人(同11%増)だった。

 安全祈願祭には観光や行政の関係者約30人が出席。誘客に取り組む地元の尾...

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