岸田文雄首相の進退にも言及した文書を自民党県連執行部に提出後、報道陣の取材に応じる青年局長の河原井拓也県議(左から2人目)ら=6月25日、県議会
岸田文雄首相の進退にも言及した文書を自民党県連執行部に提出後、報道陣の取材に応じる青年局長の河原井拓也県議(左から2人目)ら=6月25日、県議会

 自民党派閥による裏金事件などで岸田文雄内閣の支持率低迷が続く中、自民党新潟県連内でも公然と岸田首相退陣を迫る発言が相次いでいる。国会議員が口火を切り、若手地方議員らは岸田首相の進退を問う文言を含む文書を県連執行部に提出した。背景には衆院議員の任期満了まで1年半を切る中、岸田首相では国政選挙の顔として戦えないとの危機感がある。一方、野党はこうした動きを「党利党略だ」と批判する。

 「(岸田政権を)評価するか、しないかと言えばしていない。今の自民党の在り方をしっかり変えていただきたい」。6月25日に2025年夏の参院選に関する要望書を提出した自民県連青年局長の河原井拓也県議は報道陣の取材に、こう語...

残り895文字(全文:1195文字)