
若年の末期がん患者の在宅療養を支援しようと、新潟県柏崎市は40歳未満のがん患者が利用した介護サービス費の一部を助成する事業を始めた。柏崎市によると、県内の自治体では初めての取り組み。最期まで住み慣れた環境で、安心して生活を送るための経済的な負担を軽減したい考えだ。
40歳以上のがん患者は介護保険法の特定疾病の対象になり、介護保険サービスを利用できる。しかし、40歳未満のがん患者は対象とならず、終末期を家族や子どもたちと自宅で過ごしたいと希望する場合、介護サービス利用費の全額が自己負担となる。
こうした状況から、若年のがん患者の在宅療養の環境を整えようと、兵庫県三木市や横浜市など全国で介護サー...
残り293文字(全文:593文字)