
パワーコンディショナーの量産を見込み、2022年に建て替えた新潟電子工業の工場=新潟市南区
電気機器製造の新潟電子工業(新潟市南区)が、太陽光発電や蓄電池などの電力を変換するパワーコンディショナー(パワコン)事業を拡大している。相手先ブランドによる設計・生産で、電子部品大手の京セラ(京都市)のパワコンの量産を新工場で7月に始めた。2024年度の売上高は前年度比2倍超の40億円を見込む。
パワコンは太陽光発電などの直流の電気を、一般家庭で使える交流に変換する機能を担う。新潟電子工業は、交流と直流の電力変換技術に強みがあり、前身のシャープ新潟電子工業時代に、太陽光発電用のパワコンを手がけていた。
京セラは太陽光パネルや蓄電池だけでなく、電気自動車(EV)、ポータブルバッテリーなどの外部...
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