
2025年3月の裸押し合い大祭に向け「ねこかき」に励む青年団員たち=南魚沼市浦佐
新潟県南魚沼市浦佐で2025年3月に開かれる裸押し合い大祭に向け、「ねこ」と呼ばれるわらの敷物を作る行事「ねこかき」が、浦佐の毘沙門堂普光寺で行われた。南魚市内に在住する19〜29歳の若者でつくる浦佐多聞青年団の団員ら約30人が汗を流し、9枚のねこを編み上げた。
裸押し合い大祭は、さらし姿の男衆が体をぶつけ合う祭りで、日本三大奇祭の一つとされる。ねこは、祭りの参加者が転倒してけがをしないように毘沙門堂の堂内や外に敷く神具で、ねこかきは祭りの準備作業の皮切りとなる。
11月2、3の両日に行い、浦佐多聞青年団員のほか、家族連れなど一般客らも参加した。和気あいあいとした雰囲気で、木枠に張った約10...
残り137文字(全文:437文字)