新鮮なマグロなどが並んだ魚介の初競り=佐渡市春日
新鮮なマグロなどが並んだ魚介の初競り=佐渡市春日

 新潟県佐渡市春日の佐渡水産物地方卸売市場で、魚介の初競りが行われた。冬の味覚「寒ブリ」は水揚げがなく、寂しいスタートにはなったが、これからの豊漁を願い、市場に威勢のいい声が響いた。

 初競りがあった1月4日の市場にはイカやタイ、アンコウなどが入ったケースがずらり。120キロ超のマグロや、大量のメジマグロも揚がり、仲買人が状態を丹念に確かめながら、競り落としていた。

 近年、海水温の変動などで不漁が続いている寒ブリは今季も苦戦する。卸売市場の本間信俊理事長(65)は「初競りの日に寒ブリがないのは記憶にない」と残念がる。ただ、年末からまとまった量のイカが取れており、餌を求めて大型のブリなどが近海に回...

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