新潟空港の民営化の検討状況が報告された新潟空港整備推進協議会の会合=3日、新潟市中央区
新潟空港の民営化の検討状況が報告された新潟空港整備推進協議会の会合=3日、新潟市中央区

 新潟県は2月3日、新潟空港(新潟市東区)で導入の検討を進めている運営民営化(コンセッション)について、一定の公的負担を受ける「混合型」が有力との考えを明らかにした。県によると、新潟空港を含む国管理空港で混合型の導入事例はない。コンセッションが地域経済の活性化につながるとして、民間の機運醸成を図っていくとしている。

 新潟市中央区で開かれた「新潟空港整備推進協議会」の会合で説明した。国は全ての国管理空港の民営化方針を掲げている。仙台や福岡、広島などの各空港で導入されており、利用者収入から国に運営権の対価を払う「独立採算型」となっている。

 一方、新潟空港は現状の年間約100万人の利用者数では採算が...

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