
新潟県は、発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物を総称したもの。1万種類以上あるとされる。耐熱や水、油をはじく特性から布製品や食品包装のほか、航空機用の泡消火剤などに使われてきた。分解しにくく、かつ蓄積しやすい性質があり、国は有害な化学物質を規制する「ストックホルム条約」に基づき、代表物質であるPFOSを2010年、PFOAを21年に輸入や製造を原則禁止とした。その後には代替物質のPFHxSも対象に追加した。)について県内の16河川25地点で実施した調査の結果を発表した。栗ノ木川の両新橋(新潟市中央区)で1リットル当たり19ナノグラムが検出され、調査地点の中で最大だった。国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えた地点はなかった。
※ページ下部に調査結果の一覧表あり
全国でPFASの検出が相次ぎ、新潟県内河川の状況を把握するため初めて調査した。2024年9月4日〜12月17日に13市町で川の水を採取し、...
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