カラフルな鳩を枝に刺して作った縁起物の「鳩枝飾り」=魚沼市堀之内
カラフルな鳩を枝に刺して作った縁起物の「鳩枝飾り」=魚沼市堀之内

 新潟県魚沼市堀之内の八幡宮で2月8日に開かれる奇祭「雪中(せっちゅう)花水祝(はなみずいわい)」に向け、地元住民らが縁起物の「鳩(はと)枝飾り」を手作りした。しんこ餅で作った色とりどりの鳩をモミジの枝に付け、愛らしい飾りが次々と出来上がった。

 雪中花水祝は江戸時代から伝わる祭礼で、メインの「水祝いの儀」は、上半身裸の新婚の男性に冷水をかけて夫婦円満や子宝を祈願する。開催は例年2月11日だったが、2025年から参加しやすいように2月の第2土曜に変更した。

 鳩は八幡宮の使いとされる。鳩枝飾りは祭礼の当日に八幡宮で販売され、住民らが家の神棚などに飾る。25年は1月末から2月初めにかけ、住民や堀之内...

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