内田幹夫魚沼市長から魚沼の達人の認定証を受け取る山田良一さん=魚沼市役所
内田幹夫魚沼市長から魚沼の達人の認定証を受け取る山田良一さん=魚沼市役所

 新潟県魚沼市は、地域で受け継がれている知識や技術を持つ「魚沼の達人」に、祝い歌「天神ばやし」を継承する根小屋の山田良一さん(84)を新たに認定した。認定証授与式が市役所で開かれ、山田さんは天神ばやしを歌い、自慢ののどを披露した。

 魚沼の達人は2007年に創設された顕彰制度で、地域文化への貢献やおおむね30年以上の実績を持つことが認定の基準となる。これまで、わら細工といった工芸品制作や自然環境保全などで計40人が認定されてきた。

 天神ばやしは魚沼や小千谷、十日町地域に伝わる祝いの歌。山田さんは民謡を習っていた経験を生かして、35歳ごろから音頭取りを務めるようになった。工務店を営んでいたこともあ...

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