宮古島市城辺地区の小学生(右奥の4人)を迎えて開かれた交流会=2月7日、上越市板倉区針の板倉小学校
宮古島市城辺地区の小学生(右奥の4人)を迎えて開かれた交流会=2月7日、上越市板倉区針の板倉小学校
雪遊びで交流を深めた宮古島市城辺地区と上越市板倉区の子どもたち=2月7日、上越市板倉区針

 沖縄県宮古島市城辺(ぐすくべ)地区の小学5、6年生4人が2月7日、新潟県上越市板倉区針の板倉小学校を訪れ、グラウンドで雪遊びを楽しんだ。明治時代、板倉区出身の中村十作が宮古島で人頭税廃止に尽力したという縁から続いている交流事業の一環。子どもたちは2月9日まで滞在してスキーなどを体験する。

 中村は1892(明治25)年に真珠養殖を志して宮古島に渡ったが、江戸時代に琉球王朝が始めた人頭税に苦しむ農民の姿を目の当たりにし、帝国議会に請願書を提出するなどして廃止運動の先頭に立った。

 交流事業は旧板倉町時代の1994年に始まり、夏に宮古島、冬に板倉で相互に子どもたちを迎えてきたが、新型コロナウイルス感...

残り291文字(全文:591文字)