
厳しい寒さに耐えながら水を浴びる花婿=2月8日、魚沼市堀之内
新婚の男性に水をかけ、夫婦円満や子宝を願う奇祭「雪中(せっちゅう)花水祝(はなみずいわい)」が2月8日、新潟県魚沼市堀之内の八幡宮で行われた。雪が時折ちらつく中、上半身裸で水の冷たさに耐える花婿たちに、集まった人たちが祝福の歓声を送った。
江戸時代に鈴木牧之も「北越雪譜」で紹介している伝統行事。明治初期に一度は途絶えたが、1988年に地元有志らが復活させた。
メインの「水祝いの儀」では、ろうそくがともされた雪上の舞台に、花婿12人が1人ずつ登壇。四つんばいになると、かみしも姿の男性たちが、イタドリの花が入った「花水」を勢いよく浴びせた。
2024年1月に結婚した魚沼市堀之内の会社員男性(25...
残り48文字(全文:348文字)