
「さどきむち」が開発した魚醤「さどナンプラーパパ」=佐渡市河原田諏訪町
新潟県佐渡市河原田諏訪町の無添加キムチ製造「さどきむち」が、佐渡産の魚介類のうま味を凝縮した魚醤(ぎょしょう)を開発した。3年がかりで発酵方法を試行錯誤し完成させた。世の中のお父さんたちにも積極的に料理に参加し、使ってほしいと「さどナンプラーパパ」と名付け、売り出している。
魚醤はキムチ作りで大切な調味料。同店は既製品の魚醤を使用していたが、無添加、地元産の素材にこだわるため開発に着手した。
従来より短期間の発酵で製造できる「速醸魚醤」の手法を採用した。品質が安定しない時期が続いたが、温度管理を工夫することで理想の味にたどり着いた。
使用する魚介類は製造時期によって異なるが、サバやヒラメ、タ...
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