
堂々と歌舞伎を披露した塩沢歌舞伎保存会のメンバー=2月15日、南魚沼市塩沢
塩沢生まれの江戸時代の文人、鈴木牧之を顕彰し、雪国文化を伝承する祭り「しおざわ雪譜まつり」が2月15日、新潟県南魚沼市塩沢の鈴木牧之記念館の周辺で開かれた。山伏行列や「百八灯大護摩」、地元住民による歌舞伎が披露され、多くの来場客でにぎわった。
塩沢商工会などでつくる実行委が主催し、41回目。夕方には山伏たちが列をつくって牧之通り周辺を練り歩いた。塩沢中央公園に到着すると、邪気をはらう矢が放たれ、読経の後、設けられた護摩壇に点火。赤い炎が燃え上がり、辺りに煙が立ち込めた。公園には約500本のろうそくがともされ、幻想的な雰囲気に包まれた。
通りと野外ステージでは塩沢歌舞伎保存会による「三国街道雪...
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