古典落語を披露し、観客を魅了した三遊亭王楽さん=2月15日、南魚沼市塩沢
古典落語を披露し、観客を魅了した三遊亭王楽さん=2月15日、南魚沼市塩沢

 七代目三遊亭円楽を2025年2月20日に襲名した落語家、三遊亭王楽さん(47)が15日、新潟県南魚沼市塩沢の青木酒造で開かれた牧之寄席で高座に上がった。多くの観客が詰めかけ、軽妙な語りや話芸を楽しみ、襲名を祝った。

 王楽さんは01年、演芸番組「笑点」の司会を務めた五代目円楽さんに入門し、最後の弟子となった。

 牧之寄席は「しおざわ雪譜まつり」に合わせて開かれた。王楽さんは24年、牧之をテーマに新作落語を披露したが、15日は「時そば」と「芝浜」の古典2題を熱演。観客は笑い声を上げたり、拍手したりしながら、話芸に引き込まれていた。

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