雪崩などの雪害を想定して行った訓練=南魚沼市島新田
雪崩などの雪害を想定して行った訓練=南魚沼市島新田

 雪崩などによる事故に備えて、新潟県警南魚沼署が雪害対策訓練を南魚沼市島新田で開いた。署員と県警機動隊員約60人が参加し、雪に埋もれた人の捜索や、二次災害に遭わないための技術や知識を学んだ。

 町田建設敷地内で2月13日に行われ、町田建設社長で日本雪氷学会雪崩分科会の町田誠会長(75)らが講師を務めた。雪に埋もれた人や車などを捜索するのに役立てる「ゾンデ棒」の使い方や、雪の層の見分け方などを指導した。

 署員らは雪の中で横たわる人や木の板を、ゾンデ棒で突っついて感触を確かめたり、隊列を組んで雪山に埋もれた人形を探したりして、災害時の活動を実践した。スコップにロープを巻き付けて雪に埋めることで、命綱...

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