
インタビューに答える共産党の田村委員長
―何を争点にするか。
「物価高から国民の暮らしをどう守るかだ。消費税の廃止を目指し、税率を5%に引き下げる。大企業の法人税減税を見直し、内部留保は賃上げに回す必要がある。米国言いなりの軍事費増を進めていくかが問われる」
「排外主義勢力の台頭は女性への蔑視も含まれる。ジェンダー平等を掲げ、差別や分断、自己責任の流れに対抗し、連帯して一人一人を大切にする社会の実現を大きなメッセージとして示す」
―野党共闘の意義は。
「自民、公明両党と補完勢力の国民民主党、日本維新の会に審判を下さなければならない。立憲民主党との連携で合意できたことは重要な一歩だ。衆参両院ともに与党が少数になれば、新しい政治へ展望...
残り454文字(全文:754文字)