
インタビューに答える公明党の山口元代表
―代表を15年務めた。
「一番苦しかったのは代表に就任した2009年だ。その年の衆院選で主要幹部が軒並み議席を失い、自民、公明両党は下野した。マイナスからのスタートだったが、歯を食いしばり一歩一歩はい上がってきた」
「2012年の衆院選で政権を取り戻したのがターニングポイントだ。当時の安倍晋三首相とは『自公政権は結束して二度と国民の不信を招かないよう努力していこう』と誓い合い、やってきた」
―自公連立政権の運営で心がけたことは。
「連立維持は容易でない。カウンターパートである首相とのコミュニケーションをあらゆる手段を通じて確保し、信頼関係を保つことが大事だ。自公でより幅の広い民意を吸収し、合...
残り490文字(全文:790文字)