白塗りした若衆が通りをにぎわせた「弁天踊り」=魚沼市小出地区中心街
白塗りした若衆が通りをにぎわせた「弁天踊り」=魚沼市小出地区中心街

 子孫繁栄などを願う魚沼市の奇祭「しねり弁天たたき地蔵まつり」が28日、小出地区の中心街で開かれた。弁天踊りや御神体の渡御が行われ、地元住民らが熱く盛り上がった。

 祭りは江戸時代の無礼講に由来する。男性は「しねり弁天」と声をかけて女性の腕をしね(つね)り、女性は「たたき地蔵」と言って男性の肩をたたくことができる。

 夕方から中心街で祭りばやしが響く中、「しねって御利益、たたいて御利益」と若衆の勇ましい掛け声とともに、弁天踊りの輪が広がった。

 今年は子どもたちに伝統を引き継ごうと、地元の小学生5人が「こども弁天委員長」に任命された。踊りの曲を元気よく歌い、活気づけた。参加した児童(9)は「緊張した...

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