がれきと化した姉一家の自宅跡に座るモフタル・バクイさん=8日、テヘラン(共同)
 がれきと化した姉一家の自宅跡に座るモフタル・バクイさん=8日、テヘラン(共同)
 がれきと化した姉一家の自宅跡に座るモフタル・バクイさん。周辺の住宅のガラスも爆風で吹き飛んでいた=8日、テヘラン(共同)
 泣きながら姉一家の遺体発見時の状況を説明するモフタル・バクイさん=8日、テヘラン(共同)
 姉家族の遺体発見当時の状況を説明するモフタル・バクイさん=8日、テヘラン(共同)
 イスラエルの攻撃で死亡したモフタル・バクイさんの姉(下中央)の家族のコラージュ(バクイさん提供・共同)
 がれきと化した姉一家の自宅跡に座り込むモフタル・バクイさん=8日、テヘラン(共同)

 イスラエルは6月のイラン攻撃で、核施設に加え核科学者を標的にした。自宅を爆撃され、一緒にいた家族が犠牲になった人も。科学者の妻だった姉が死亡した遺族男性が10日までの取材に応じ「なぜ学者やその家族まで殺さなければならないのか。人間のすることではない」とイスラエルの「非道」を訴え、怒りをぶちまけた。

 首都テヘランの消防士モフタル・バクイさん(42)は攻撃初日の13日午前3時半ごろ、自宅近くの爆撃音で目を覚ました。交流サイト(SNS)の映像を確認すると、写っていたのは見覚えのある姉モナさん(44)の家族が暮らす集合住宅だった。

 集合住宅はバクイさん宅からオートバイで約1分。5階建ての4、5階の一...

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