
参院選の改選1人区で、国民民主党の新人が好調な党勢を背景に、自民党現職らと真っ向から対決する。山梨は、元知事の知名度を生かし支持拡大を図る。香川では、国民の玉木雄一郎代表の存在を頼りに「分身」とアピールする。
▽山梨
「相手候補の背中がようやく見え、もう少しで追い付くかもしれない。皆さまの良識を信じる」。9日、炎天下のJR甲府駅前。元山梨県知事で国民新人の後藤斎氏(67)は、応援に駆け付けた榛葉賀津也幹事長と共に支持を呼びかけた。
「相手候補」とは、3選を期す自民現職の森屋宏氏(68)だ。派閥裏金事件以降、自民への逆風がやまない中、森屋氏陣営は公示前から県内各地の集会に岸田文雄前首相ら党重鎮...
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