「ソーシャルフットボール」のアジア大会に臨む日本代表=1月、堺市(日本ソーシャルフットボール協会提供)
 「ソーシャルフットボール」のアジア大会に臨む日本代表=1月、堺市(日本ソーシャルフットボール協会提供)
 「ソーシャルフットボール」のアジア大会で獲得した金メダルを手にする浦田凌吾さん
 「ソーシャルフットボール」のアジア大会でプレーする浦田凌吾さん=1月、堺市(日本ソーシャルフットボール協会提供)
 「ソーシャルフットボール」のアジア大会に臨む日本代表=1月、堺市(日本ソーシャルフットボール協会提供)

 鳥取市の浦田凌吾さん(20)は今年、心の病を抱える人が選手となるフットサル「ソーシャルフットボール」のアジア大会に、最年少の日本代表として出場した。サッカー少年だった浦田さん。精神障害と診断され、記憶を失った際もボールの蹴り方は体が覚えていた。ソーシャルフットボールとの出合いが人生を変えた。

 精神障害と診断されると、その特性への理解不足から社会参加が難しくなり、孤独に苦しむ人も多い。障害を抱えながらスポーツをするという道が根付いていない現状だ。浦田さんは切に願う。「社会に出るきっかけとして、もっと知ってほしい」。そして「安心して一歩を踏み出してほしい」(共同通信=阿部優歩)

 ▽周囲と違う?...

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