
原爆死没者慰霊碑に献花する弥彦中の生徒=6日、広島市
広島市で平和記念式典が6日に開かれ、新潟県から中学生約180人が参列した。原爆が投下された午前8時15分に黙とうをささげ、これまでに亡くなった約35万人の被爆者を悼み、平和を願った。
参加したのは新潟市や長岡市、弥彦村など19市町村から派遣された生徒。長岡市の山古志中1年、小林龍司さん(13)は「大勢の外国人が参加していて、世界が平和を望んでいると感じた。一人一人の人権が尊重される世界になってほしい」と願った。
式典後、中学生は各所で開かれる集会に参加したり、広島平和記念資料館を見学したりし、原爆の恐ろしさについて考えた。
弥彦村は惨禍の風化を防ごうと、戦後80年の節目に初めて中学生2人を派...
残り759文字(全文:1059文字)