
十日町市観光協会がブランディングのために作成したサイトの画面
観光に携わる事業者らが、その土地ならではの魅力を掘り下げて誘客につなげる「地域ブランディング」の取り組みが活発になっている。歴史や文化、地理的特性を前面に出し、他では味わえない体験の提供を目指す。
人口の減少に苦しむ地域は少なくない。旅行者を誘致し観光業が盛り上がれば新たな雇用が生まれ関係人口を増やすきっかけにもなる。(共同通信=浜谷栄彦記者)
▽存続を懸けて
ブランディングに関して自治体などに助言しているヒストリーデザイン(大阪市)の久保健治代表は「観光振興を自分たちの地域の存続につなげようと、全国的に意識が高まっている」と話す。
福島市では2026~2029年度の観光戦略練り直しのために...
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