~農林水産省の「環境負荷低減の見える化システム」が、JA全農の「担い手営農サポートシステム」と連携!~
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105580/202510277791/_prw_PT1fl_lG694v5u.png】
農林水産省では、生産者の環境負荷低減の取組が消費者に伝わるよう、「見える化」(ラベル愛称:みえるらべる)を推進しています。このたび、みえるらべるの等級表示の算定を自動で行うことができる農林水産省の「環境負荷低減の見える化システム」は、(株)クボタのKSAS(本年7月)、ウォーターセル(株)のアグリノート(本年9月)に加えて、JA全農の「担い手営農サポートシステム」(通称:NEサポシステム)と連携しました(※)。
農林水産省では、今後とも営農管理アプリ等との連携拡大を図り、生産者の「みえるらべる」取得の利便性向上を目指してまいります。
ぜひ「見える化」の取組をご検討ください。
(※)当該連携は現在一部のJA生産部会に限られており、品目は米や野菜等23品目(現在の「見える化」対象24品目のうちピーマンを除く23品目)を対象としております。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510277791-O1-Mrz9T1up】
1.「環境負荷低減の見える化システム」について
環境負荷低減の見える化システム(以下「見える化システム」という。)は、農産物の生産段階における温室効果ガスの排出量と吸収量を算定し、等級と登録番号を自動で付与するものです。農林水産省が令和7年3月に開発し、営農管理アプリ等を通して算定者の方にお使いいただけるよう、令和7年6月から農業データ連携基盤(WAGRI)のAPIとして提供しています。
見える化システムは、農林水産省の「農産物の環境負荷低減に関する評価・表示ガイドライン」に則り、「農産物の温室効果ガス簡易算定シート」を基に設計されています。営農管理アプリ等を見える化システムと連携することで、営農管理アプリ側で独自に算定ロジックを構築・搭載することなく、生産者の栽培情報を用いて、温室効果ガスの排出・吸収量と、地域の慣行栽培と比較した削減貢献率を算定することが可能です。さらに、「見える化」の等級ラベル表示のために必要な算定結果の農林水産省への報告も、見える化システムと連携した営農管理アプリを通じて行うことができます。
2.見える化システムの特色
見える化システムに接続した営農管理アプリ等を利用する生産者等が、見える化システムを通じて農林水産省への報告を行う場合、従来の簡易算定シート(Excel)の記入及び農林水産省へのメール報告が不要となり(注1)、「みえるらべる」の使用に必要な登録番号の取得等の手続に要する時間の短縮や、算定シートを記入する負担の軽減など、利便性の向上が期待されます(注2)。
(注1)ただし、見える化システムを通じて登録番号を取得した後に、農林水産省から事実確認や再算定のご連絡を行う場合があります。
(注2)見える化システムと連携した営農管理アプリを使用せず、従来の簡易算定シート(Excel)による報告も引き続き可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510277791-O2-3O5Q423N】
3.見える化システムとNEサポシステムとの連携について
担い手営農サポートシステム(NEサポシステム)は、JAグループ職員による農家組合員への訪問活動を支援する訪問管理システムです。
このたび、NEサポシステムが見える化システムとAPI連携し、米や野菜等23品目を対象とした「脱炭素見える化管理機能」が構築されました。
また、当機能を活用した最初の事例として、JA会津よつば稲作部会新鶴支部の特別栽培米が「みえるらべる」を取得しました。
「脱炭素見える化管理機能」は、生産履歴簿などのデータを取得し、情報整理、農林水産省への報告までを一元管理することで、JAの生産部会や生産者における「みえるらべる」の取得を支援します。全農は、JAへの本格普及に向けて、準備を進めています。
JA全農ウィークリー(外部リンク):https://www.zennoh-weekly.jp/wp/articles/27273
4.見える化システムと連携中の営農管理アプリ
現在見える化システムと連携中のアプリは次のとおりです。これらの営農管理アプリ等をご利用の方で環境負荷低減の「見える化」にご関心ある方はぜひお試しください。
〇株式会社クボタ KSAS(クボタスマートアグリシステム)
提供時期:令和7年7月30日~
対象品目:米(温室効果ガス削減貢献のみ)
〇ウォーターセル株式会社 アグリノート
提供時期:令和7年9月30日~
対象品目:米(温室効果ガス削減貢献のみ ※今後「茶」についても対応予定)
〇JA全農 担い手営農サポートシステム(NEサポシステム)
提供時期:令和7年10月27日~
対象品目:米や野菜等23品目(現在の「見える化」対象24品目のうちピーマンを除く23品目)
5.営農管理アプリ事業者の皆様へ
見える化システムとのAPI連携を希望する営農管理アプリ事業者をお待ちしております。見える化システムについては次のウェブサイトをご確認ください。
環境負荷低減の見える化システム:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mierukasystem.html
環境負荷低減の取組の「見える化」とはhttps://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html


 
    




















