自民党派閥の裏金問題を巡り、出席者に謝罪する細田健一衆院議員=4月20日、新潟市中央区
自民党派閥の裏金問題を巡り、出席者に謝罪する細田健一衆院議員=4月20日、新潟市中央区

 自民党の衆院新潟2区支部は4月20日、新潟市中央区で支部長・幹事長会議を開き、派閥の政治資金パーティー裏金事件自民党の一部派閥で、議員側がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分を政治資金収支報告書に正確に記載していなかったとされる政治資金規正法違反事件。東京地検特捜部は1月、安倍派から多額の還流を受けた国会議員3人ら計10人を立件した。岸田派、二階派の元会計責任者らも含まれる。事件を受け、自民は政治刷新本部を設置し、改革に向けた中間報告をまとめた。で党からの戒告処分を受けた細田健一衆院議員(旧新潟2区)が、参加者に向け「大変な迷惑をおかけしていることを心からおわびしたい。本当に申し訳ございません」と謝罪した。

 2区支部内の18支部の支部長・幹事長が出席し、冒頭を除いて非公開だった。参加者によると、会議では次期衆院選に向けた叱咤(しった)激励が大半を占めた一方、細田氏では戦えないとする声もあったという。

 終了後、取材に応じた細田氏は「私やスタッフは初心に返って対応しないと、次の選挙は大変厳しいという意見があった。批判の矢面に立っ...

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