新潟市が能登半島地震の被災者向けに開いた説明会=4月30日、新潟市西区小針2
新潟市が能登半島地震の被災者向けに開いた説明会=4月30日、新潟市西区小針2

 能登半島地震で液状化現象水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。による多数の住宅被害が出た新潟市は4月30日、新潟市西区の西新潟市民会館で住民説明会を開いた。市は今後の液状化対策の方向性などを示し、住民からは支援制度への要望や市の方針を問う声が上がった。

 説明会は4月27日の黒埼市民会館(新潟市西区)に続く開催で、約150人が参加した。27日と同様に、市の担当者らが道路の復旧予定などを説明。将来の地震に備えた液状化対策については「今後...

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