新潟県上越市の複合施設「リージョンプラザ上越」を指定管理している新東産業(東京)が毎年市に提出している実績報告書(収支決算)に虚偽の記載があったことについて、中川幹太市長は5月28日の定例会見で「重く受け止めている。実態解明を進め、施設の管理方法について検討する」と述べた。
市によると、新東産業は経費に利益を上乗せして報告。2018〜22年度の5年間で支出額は計約10億円と報告していたが、市の調査では約9億円で約1億円を過大に記載していた。
中川市長は新東産業のほか、市内の70施設を指定管理している41事業者についても調査を進めていると説明。疑義が生じた場合は、公認会計士ら専門家による調査に...
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