新潟県加茂市は認知症への理解を深める講演会を11月23日に加茂文化会館(幸町2)で、認知症の予防と備えを啓発するフェスを30日に加茂市産業センター(幸町2)で開く。
認知症に関する条例としては本県初となる「認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基本条例」を10月に施行したことを記念し、企画した。
講演会は11月23日午後1時半から。脳科学者で東京大大学院特任研究員の恩蔵絢子(おんぞう・あやこ)さんが講師を務める。認知症の母を介護した経験と研究者としての知見を踏まえ、「認知症でも失われないものについて〜つながりを探る脳科学〜」と題して語る。
フェスは11月30日午前9時半から。認知症や介護予防に効果的とされる運動の紹介、相続・終活、人生終盤に望む医療やケアを家族らと話し合う「人生会議」に関する講話などを行う。
11月23日は正午〜午後1時半に、30日はフェス開催中、血管年齢測定や健康に関する展示・相談ブースも設ける。いずれも申し込み不要で無料。
問い合わせは加茂市長寿あんしん課、0256(41)4032。