少子化に伴う児童生徒数の減少で、学校の統廃合が全国的に進んでいる。文部科学省の調査によると、2002〜20年度に全国で廃校となった公立学校は8580校あり、このうち新潟県は全国で5番目に多い290校に上る。

 そんな中、注目されているのが廃校の活用だ。全国に現存する廃校7398校(21年5月現在)のうち、7割強の5481校は社会教育施設や福祉施設などとして活用され=グラフ参照=、道の駅や水族館、農業体験テーマパークといったユニークな再生例もある。

 新潟県もキャンプ施設や温泉旅館、フレンチレストランなど、工夫を凝らした施設が少なくない。子どもの頃を思い出し、生まれ変わった廃校を訪れてみてはいかが...

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