
高さ50メートルで避難器具の試験ができるORIROタワーの内部。緩降機の試験が行われていた=燕市粟生津
新潟県の県央の企業は製造業を中心にショールームやショップ、カフェなど社屋にさまざまな機能がプラスされている。外観から異彩を放つ企業も多い。一般にも開放する健康重視の社員食堂、自前のミュージアム、検査棟などバラエティーに富む。本業に付随したりしなかったり。各社こだわりの「プラス1」を紹介する。
燕市粟生津の国道116号沿いにそびえ立つタワー。高さ50メートル以上あり、JR上越新幹線の車窓からも望める。避難ハッチやはしご、緩降機(滑車や歯車、ブレーキ、ロープに接続した着用具を体に付けて降下する器具)などの避難器具のメーカー「オリロー」(東京)の新潟工場にある、製品試験のためのタワーだ。
新潟工場...
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