スギを伐採し、ナラに植え替える整備事業=柏崎市新道
スギを伐採し、ナラに植え替える整備事業=柏崎市新道

 柏崎地域森林組合(新潟県柏崎市三和町)は、花粉の放出量が多くなったスギの人工林を伐採し、花粉が少ない木に植え替える作業を、柏崎市内の山林で行っている。国が花粉症対策として2023年度に新設した補助金を活用した整備事業で、柏崎市内では初めての取り組みになる。

 作業は、柏崎市新道地内の民有地約3ヘクタールで行っている。針葉樹のスギと広葉樹ナラからなり、森林組合は24年9月から12月にかけて、山林でスギを伐採した。冬季は中断し、25年春に高さ30〜50センチほどのナラの苗木を植える予定だ。ナラが十分に成長するまで、組合が山林の草刈り作業などを担う。

 山林の所有者は12人。整備事業に当たり、森林組合...

残り637文字(全文:937文字)