選択的夫婦別姓の導入に向け立憲民主党がまとめた法案要綱を共産党議員に手渡す黒岩宇洋衆院議員(右)=4月9日、国会
選択的夫婦別姓の導入に向け立憲民主党がまとめた法案要綱を共産党議員に手渡す黒岩宇洋衆院議員(右)=4月9日、国会

 立憲民主党は9日、選択的夫婦別姓を実現する民法改正案の提出に向け、野党4党に法案要綱を示し賛同を求めた。今後与党などにも説明する。1996年に国の法制審議会が答申した案をベースにすることで他党の理解を得る考えだ。

 立民は2022年に野党4党と法案を共同提出している。その際は子の姓を出生時に決めるとしており、きょうだいで姓が異なる可能性があることに他党から批判があった。立民が8日にまとめた法案要綱は法制審案に沿い、夫婦が別姓を選ぶ場合、子の姓は結婚時に決め、きょうだい間で統一することとした。

 9日は衆院法務委員会で筆頭理事を務める立民の黒岩宇洋氏(新潟3区)らが、22年に法案を共同提出した国民...

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