
アンマンの病院で治療を受けるゼイン・ジアラさん=7月14日(共同)
パレスチナ自治区ガザの子ども2千人を治療で受け入れるとイスラエルの隣国ヨルダンが表明している。首都アンマンの病院はイスラエルの出域許可の難しさから、実際の治療が「60人程度」(8月上旬)で進んでいないと指摘した。エスラ病院のナエル・マサルハ院長は12日までに「もっと多くの子どもを受け入れたい」と語気を強めている。
ヨルダンのアブドラ国王は2月、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した際に子どもの治療を表明した。トランプ氏が一方的にガザ住民の移住先にエジプトとヨルダンを挙げたが、国王は「住民を移住させずにガザを再建することが最優先だ」と主張。受け入れ拒否の代わりに提案したのが子ども治療だった...
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