
韓国の「光復節」式典で国旗を振る李在明大統領(前列中央)=15日、ソウル(共同)
韓国の李在明大統領は15日、就任後初の「光復節」演説で日韓協力を進める考えを改めて示した。今年は国交正常化60年に当たる上、23日に訪日して石破茂首相との会談を控える。支持層の革新系が重視する歴史問題での対日批判を抑制し、「安全運転」に徹した形だ。ただ、歴史問題で日本の歩み寄りを求める声は韓国で根強く、李政権は対応を注視する。
▽地ならし
「経済発展において切り離して考えられないパートナーだ」。李氏は演説で日本をこう位置付けた。来週の訪日を念頭に「(首脳が相互に往来する)シャトル外交で頻繁に会い、率直に対話」したいとも呼びかけた。
今年は日本統治からの解放80年。民族意識も高まる中、尹錫悦前...
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