ウオーミングアップのためメインのサブトラックに到着した選手ら=21日午後、東京都渋谷区
 ウオーミングアップのためメインのサブトラックに到着した選手ら=21日午後、東京都渋谷区
 メインのサブトラックから国立競技場へ移動するため、バスに乗り込む選手ら=21日午後、東京都渋谷区
 国立競技場へ向け、メインのサブトラックを出発する選手を乗せたバス=21日午後、東京都渋谷区
 大会総括会見に臨むWAのセバスチャン・コー会長(左)と「東京2025世界陸上財団」の尾県貢会長=21日午後、東京・国立競技場

 陸上の世界選手権東京大会は21日、大盛況のうちに閉幕した。輸送面などに課題は出たが、大きなトラブルはなし。2021年東京五輪・パラリンピック以来となる国立競技場での大規模国際スポーツ大会で、日本の高い運営能力には改めて称賛の声が上がった。

 ▽柔軟な対応

 「日本でもう一回五輪をやってもいいのではないかという気持ちになった」。最終日の大会総括会見で世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長は笑みを浮かべて言った。連日、熱気に満ちた競技場の雰囲気に感銘を受けたという。運営面でも暑熱対策でマラソンや競歩のスタート時間を変更するなど、柔軟に対応して9日間を乗り切った。

 運営を支えたボランティアは一般公募...

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