
ハイパーカミオカンデの完成イメージ図(東京大宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設提供)
素粒子の一種「ニュートリノ」を捉え、宇宙の謎に迫る観測装置「ハイパーカミオカンデ」の建設が岐阜県飛騨市神岡町で進んでいます。1983年運転開始の「カミオカンデ」、96年開始で現在稼働中の「スーパーカミオカンデ」に続く3代目の装置です。
Q 素粒子って何?
A 私たちの体や身の回りの物質は、分子という小さな粒でできています。分子はより小さな原子に分けられ、さらに分解を続けると、それ以上分けられない粒になります。それが素粒子です。
Q ニュートリノは?
A 素粒子は17種類見つかっており、その一つがニュートリノです。宇宙が誕生した時や、超新星爆発などによって生まれます。とても小さく、もしもニュー...
残り456文字(全文:756文字)