2月22日の東京株式市場で、日経平均株価が史上最高値を更新した。長くはびこったデフレの克服に国内外の投資家の期待が高まり、市場へ資金が流れ込んだ。1989年のバブル期内閣府が定義した1986年12月〜91年2月の景気拡大期。低金利を背景に不動産価格や株価が急騰し、個人や企業の資産が増大した。金融機関の融資も膨らんだ。根拠が乏しいまま資産価格が上がることから泡を意味する「バブル」になぞらえた。崩壊後は銀行の不良債権問題が深刻化。企業の倒産が相次ぎ、長い不況に陥った。の株価をようやく上回った日本経済は今後、...

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