新潟県の下越北地域の4JAが合併し、「JA北新潟」が3月1日に発足する。村上、胎内、新発田、聖籠、関川の5市町村、新潟県総面積のおよそ2割をカバーする大JAが誕生する。農畜産物の販売高は県内3番目の規模で、海岸砂丘地から中山間地まで多彩な作物に恵まれたエリア。合併により組織力を強化する一方、地域営農に力を注いで主力作物の出荷量増を図るなど、存在感をアピールしていく考えだ。

 合併するのは、JAにいがた岩船とJAかみはやし(いずれも村上市)、JA胎内市、JA北越後(新発田市)。組合員は、2023年3月末時点の合計で3万4251人。うち正組合員は1万6926人で、新潟県内5番目の規模となる。

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