軽妙な語り口で落語を披露した大学生=柏崎市日石町
軽妙な語り口で落語を披露した大学生=柏崎市日石町

 関西の大学の落語研究会に所属する学生4人が、新潟県柏崎市日石町の市文化会館アルフォーレで古典落語を披露した。テンポ良く軽妙な語り口に、会場は笑いに包まれた。

 日ごろの稽古の成果を身近な人に見てもらおうと、柏崎市出身で大阪芸術大学3年の前澤啓人さん(20)が大阪大や関西大の学生と企画。5月4日に開催し、約50人が集まった。

 最後に出演した前澤さんは「転失気(てんしき)」を披露。和尚がおならを意味する「転失気」という言葉を知ったかぶりしたことから騒動が起きるストーリーだ。身ぶり手ぶり、豊かな表情で語られる噺(はなし)に、会場は引き込まれていた。

 市内の会社員男性(62)は「学生たちの一生懸命さが...

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