無病息災を願って茅の輪をくぐる地域住民ら=柏崎市宮場町
無病息災を願って茅の輪をくぐる地域住民ら=柏崎市宮場町

 新潟県柏崎市宮場町の鵜川神社で、氏子たちがカヤで作った「茅(ち)の輪」をくぐり、半年間のけがれを払う神事が行われた。地域住民らは8の字を描くように輪をくぐって無病息災を祈った。

 鵜川神社が毎年6月20日に行う「夏越(なご)しの大祓(おおはらい)」に合わせた神事の一つ。氏子たちが手作りした茅の輪が参道に設置され、宮司を先頭に地元住民約40人が歩きながら輪をくぐった。輪の前で丁寧に一礼し、半年間のけがれを払った。

 訪れた市民(83)は「これからもずっと健康にいられるように願った。こうしてみんなで集まれてよかった」と話した。

 宮司の布施正史さん(72)は「神事離れが進んでいると年を重ねるごとに感じ...

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