
三条市と燕市の境界付近に建つ燕三条地場産業振興センター。産業や生活圏が重なる燕三条エリアが一つの選挙区にまとまることを歓迎する声もある=三条市須頃1、燕市井土巻3の境界付近
2024年の衆議院選挙(衆院選)は、新潟県内の小選挙区が6から5に減って初めての選挙となる。県央5市町村は、選挙区割りがこれまでと一変した。旧2区と旧4区に分かれていた選挙区が、新2区にまとまった。ものづくり産業で栄え、住民の生活圏も重なっている燕三条エリアが一体になったことを前向きに捉える有権者もいる。一方、大票田の新潟市西区が加わることに懸念の声も上がる。
燕三条青年会議所(JC)は10月13日、2区から立候補する3人による公開討論会を燕市で開いた。
「エリアが一つにまとまり、スムーズに開催できてよかった」。燕三条JC理事長の結城義博さん(40)は、終了後にほっとした表情を見せた。
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